頸部椎間関節症候群とは、首・肩・頭・上肢のデルマトームに一致しない痛みからなる一連の症状のことを指します。
痛みの原因は椎間関節にあり、身体の片側もしくは両側に症状が見られます。
椎間関節の神経は2つの脊椎レベルから支配されているため、痛みを感じる領域は不明瞭です。
椎間関節症候群は頸椎周囲の筋肉を深く触診することで発見されることが多く、触診による痛みと頸椎の可動域減少がよく見受けられます。
痛みを感じる部位と頸椎の位置には次のような相関があります。
・頸椎の1番2番の場合・・・耳の後ろや後頭部が痛む
・頸椎の2番3番の場合・・・前頭部や眼に痛みが放散する
・頸椎の3番4番の場合・・・後頭骨領域の上方と後側頸部の下方が痛む
・頸椎の4番5番の場合・・・首の付け根が痛む
・頸椎の5番6番の場合・・・痛みが肩と肩甲骨の領域に見られる
・頸椎の6番7番の場合・・・痛みは棘上窩と棘下窩に放散する
触診によって見つかることが多い疾病ですが、すぐに椎間関節症候群だと明らかになるわけではありません。色々な検査や病歴、身体所見によって他の疾病の可能性が除外されることで診断が確定されます。
病院ではブロック注射などによる治療が行われますが、当院では隣り合う頸椎を正しい位置に誘導し、周囲の靭帯や筋肉が頸椎を正しい位置で支えられるよう調整することによって改善していきます。
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エジリカイロプラクティックさかえ鍼灸院でございます。