首・肩周辺の症状
- 肩こり
- 首こり
- 首の痛み
- 肩甲骨内側の痛み
- 背中の痛み
- 前胸部痛など
頚椎ヘルニアの症状の多くは放散痛といって、首のヘルニア部分とは違うところ、離れたところに出ることが多いです。
ですので、首が直接痛い場合はヘルニアの可能性もありますが、ヘルニアでないかもしれません。
肩甲骨周りや、肩、腕に症状が出ている場合はヘルニアの可能性は高いです。
腕・手周辺の症状
- 腕の痛み・だるさ・しびれ
- 手のしびれ・むくみ
- 指のしびれ・痛み
- 腕の筋肉の萎縮
- 手に力が入らない、手の感覚が鈍い
- 両手指の細かい動きができなくなった
- 手足が冷たい・または熱く感じるなど
腕や手に痛みやしびれが出ている場合は神経症状が疑われますのでヘルニアの可能性が出てきます。
ただ、ヘルニア以外にも神経症状を出す状態はありますので(下記参照)それだけでヘルニアと確定ではありません。
肩回りで血管や神経が圧迫されて、虚血状態でしびれていたりする場合もあります。
頭・顔周辺の症状
- 頭痛、後頭部の痛み
- 顎の痛み
- めまい、ふらつき
- 目の奥が痛い、目の疲れ・充血
- 耳鳴り、吐き気など
頚椎ヘルニアがあると自律神経症状が出る場合がありますが、これを否定される先生方もおられます。
それは飛び出したヘルニアが直接自律神経線維を圧迫することはないからです。
ですので頚椎ヘルニアが出てから明らかに自律神経症状が出たのに、病院ではそんなことはないと言われ自分の症状がわからなくなってしまっている方もおられると思います。
当院の考えでは、確かに頚椎ヘルニアが直接自律神経線維を圧迫することはないが、
頚椎ヘルニアが出るほどの頚椎の歪んだ状態だと、頚椎周りが過緊張状態となり、その結果自律神経が乱れて症状が出ることがある。
これを頚性の自律神経失調と呼んでいます。
下半身の症状
- 歩行障害、脚を思うように動かせない
- 排尿排便障害など
首のヘルニアが横よりも中央側に寄っていると手だけではなく、下半身への制限もかかってくる場合があります。
直接後縦靭帯を破ってヘルニアが中央に飛び出すことはあまり数多くはないと思いますが、両側性にヘルニアが出ている状態だと中央が圧迫されていることがあると思います。
頚椎ヘルニア以外でも出る首、肩回りの症状
上記のほか、頚を後ろに反らすと頚や腕に激痛が走ることもあります。
電気が走ったような痛み、焼けるような痛み、重い、だるい、締め付けられるような痛みなどと表現されることもあります。
痛みには個人差があり、ひどくなると吐き気を感じることや気分が悪くなることがあります。
症状の見られる部位と頚椎の損傷がある部位には、ある程度の相関があります。
脊髄から身体へ分かれる部分を「神経根」と呼びますが、頚椎の神経根が圧迫などによって障害を受けることで症状が起こります。
こうした症状は頚椎椎間板ヘルニアのほか、次のような疾病でも見られます。
- 変形性頚椎症
- 頚部脊椎症
- 脊椎症
- 頚椎後縦靭帯骨化症
- 胸郭出口症候群
- 寝違え
- 手根管症候群
- 肘部管症侯群
上記の疾患でも頚椎ヘルニアと同じ症状を出すことがあります。
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エジリカイロプラクティックさかえ鍼灸院でございます。